【Illeniumとか】2021年の良曲50選
毎年恒例行事。
2021年よかった曲を、Melodic BassからPopまで50曲選んでご紹介します。
- Melodic Bass / Melodic Dubstep編
- Dubstep編
- House編
- Dance / Chill編
- Drum & Bass編
- Post Hardcore編
- Pop / HipHop編
Melodic Bass / Melodic Dubstep編
1. ILLENIUM, Krewella & Slander - Lay It Down
『Fallen Embers』は、ポストEDMの一種の到達点って感じがする。
MarshmelloやThe Chainsmokersとは違う方向性でグラミーにノミネートされたのは偉業。
2. ILLENIUM & Tori Kelly - Blame Myself [ILLENIUM and Virtual Riot Remix]
それぞれ違う時空を生きている2人のヒーローが出会ってしまった感。
2回目のドロップが、2016年前後のVirtual Riotっぽくて感動した。
3. Adventure Club, ARMNHMR & HALIENE - Anywhere
原型の曲が初披露されてから4年経ち、ようやくリリースされた1曲。
音はかなりARMNHMRっぽい一方、ボーカルの組み立て方はAdventure Clubらしい凝り方で、そのバランスが好き。
4. Adventure Club & Soar - Safe With Me (feat. Luma)
こっちも初披露からだいぶ経ってからのリリース。
絵に描いたようなMelodic Bassなんだけど、この2組は特に静と動の切り替えが上手いなと思う。
5. Adventure Club & Codeko - Never Surrender (feat. Sarah de Warren)
いまどき珍しいシンプルな構成。
でも、それによってドロップの力強さが強調されているように思う。
6. SLANDER & Au5 - Anywhere (feat. shYbeast & PLYA)
作曲も素晴らしいんだけど、ボーカルにshYbeastを起用してるのが本当に好き。
I See Starsが好きなので、個人的にアツかった。
7. Jason Ross & Blanke - One More Day (with Chandler Leighton)
教科書的なMelodic Dubstepで、ブレークの切り替えがすごく好き。
あとたぶんボーカルの作曲がHeather Sommerっぽくて、いいコラボだなと思った。
8. MitiS - Homesick (feat. SOUNDR)
MitiSの魅力が全部詰まっていると同時に、ちゃんと進化を感じられるのがいい。
冗長な箇所がなくて、いい構成だと思う。
YouTubeで700万回再生ってすごいな。
9. Woodlock - Feel It Coming (Last Heroes Remix)
すごくLast Heroesっぽいんだけど、今回は原曲がEDMじゃないのがすごく効いていて新鮮だった。
10. Man Cub - Enough
チョップしたボーカルでドロップを組み立てているのかと思いきや、ちゃんと歌詞として成立していて驚いた。
11. AMIDY - Where My Heart Goes (feat. Karra)
AMIDYとKarraのデュエットっぽくなっているところが、個人的にグッときた。
12. ARMNHMR & Maazel - Everybody Feels (feat. Zack Gray)
ボーカルの力量で印象が大きく変わる構成なので、Zack Grayはナイスな起用だったように思う。
ARMNHMRのシグネイチャー的なサウンドを抑えているのも新鮮だった。
13. ARMNHMR - Saving Lives (feat. Bella Renee)
こっちはかなりARMNHMRらしい音。
最近あまりなかったので嬉しかった。
14. Awakend & Monika Santucci - Lost When You’re Away
Awakendが2021年にリリースした曲はどれもよかったんだけど、これがいちばん印象に残った。
たぶん彼は、Melodic BassよりもProgressive Houseの文脈で語るべきアーティストなんだろうと思う。
15. Kaidro - Night Of Our Lives (ft. Lucas Marx)
気付いたらめっちゃ聴いてた。
4つ打ちへの切り替えとか、ミステリアスなサウンドとか、Lucas Marxのボーカルとか、すべてのバランスが絶妙。
16. Skybreak & Nytrix - Our Moving Picture
SkybreakとNytrixのコラボは、聴く前から絶対にカッコよくなるという確信があった。
外さない曲の構成に、ちゃんと遊び心があるのがSkybreakらしくて好き。
17. Skybreak & Ehallz - Into the Light (feat. ALLEYCVT)
こっちもSkybreak。
Future Riddim系の曲もよかったけど、やっぱりこういう定番は外せない。
18. Beatcore & Livingston Crain - Afterglow (Soar Remix)
めちゃめちゃカッコいいし、Soarは過小評価されているように思う。
19. Illustrated - Get It Back (feat. Bailey Jehl) [Aaron Shirk & Soar Remix]
インディーズMelodic Bassを代表する2人によるコラボ。
それぞれの魅力が詰まっているし、そもそも原曲のボーカルもいい。
20. Nytrix & Mynerva - Love Runs Away
Nytrixのボーカルが本当にカッコいい。
今年はSlanderのHeaven Sentが本格始動して、良曲揃いのリリースからの1曲だった。
21. KLAXX - Stepping Stone (feat. GLNNA)
KLAXXの楽曲について、この1年でかなり洗練された印象を受けた。
こちらもHeaven Sentからのリリース。
22. Jade Key & BrillLion - Cosmos (feat. Meredith Bull)
透明感のあるMelodic Bassで綺麗な仕上がり。
BrillLionは2022年要注目のアーティストだと思う。
23. MVSE - Unbroken (feat. Luma)
コーラスからドロップへの繋がり方が好き。
Lumaのボーカルはやっぱりいいし、聴きやすいので100万回再生されているのも納得。
Dubstep編
24. Virtual Riot & Modestep - This Could Be Us (ft. Frank Zummo)
たぶん2021年を代表するパーティーチューン。
しれっとFrank Zummoが参加しているのも豪華でいい。
25. Jauz & First - Velvet Paradise (Franky Nuts & Oliverse Remix)
2人の個性が最大限に活かされていていい。
特にドロップでは2人のシグネイチャー的なサウンドがほぼ交互に出現して、聴いていて楽しい。
House編
26. Alesso, Stray Kids & CORSAK - Going Dumb
ハウス寄りのAlessoは安定していい。
原曲のボーカルがシブい分、Stray Kidsがボーカルのバージョンは聴きやすい印象。
27. D.O.D feat. Carla Monroe - Still Sleepless
過去発表の原曲にボーカルを加えたバージョン。
ピアノハウスなんだけど硬派すぎず、D.O.Dはこの辺りの塩梅がうまいなと思う。
Dance / Chill編
28. DallasK - Try Again (feat. Lauv)
いまっぽさが詰め込まれているんだけど、嫌な感じが一切ない。
過去にビッグルームで活躍していたアーティストが、また違うジャンルで良曲を出してくれるのは素直に嬉しい。
29. Midnight Kids - Out of Time (feat. Yueku)
Midnight Kidsはずっと好きだけど、これは久しぶりに心の底からいいと思った。
ありそうでない曲の展開、清涼感のあるボーカル、歌詞の韻の踏み方、歌詞それ自体、すべてが好き。
30. Razihel - I Want It That Way
もうRazihelの新曲を聴くことはないんだろうなと思っていたら、2020年に突如活動を本格的に再開して驚いた。
原曲(Backstreet Boys)のキャッチーさを存分に活かしつつ、全体をカッチリまとめていて、アンチSlap Houseでも聴きやすいように思う。
31. Austin Millz - Ride (ft. Ori Rose)
結構聴いた。
チルでポップな仕上がりの中に、ダンスミュージック的な展開が生まれているのが好き。
32. Rico & Miella - Remember Me
Rico & Miellaは安定していいし、100万回再生されているのも納得。
いい意味ですごく力が抜けているのに、全然退屈じゃないのが見事だと思う。
33. Hoang & Exede - Thinking About You
Exedeのボーカルがマッチしているのと、パーカッションの入れ方がチルすぎないのが好き。
Hoangは2022年も要注目のアーティストだと思う。
34. GhostDragon & dreamr. - On My Phone (feat. GLNNA)
GhostDragon『Strangers Again』の中でも、この曲がいちばん刺さった。
シグネイチャー的なサウンドと、GLNNAのボーカルの組み合わせがすごく優しくて好き。
35. Adam Pearce & Misdom - Seasons
Heaven Sentからリリースされた彼の曲もよかったけど、結局この曲がいちばん印象に残った。
伸びやかでチルなのがいい。
Drum & Bass編
36. Dylan Purser & Lauren Walton - Hold You
ピアノ音が効いたLiquidで、イントロを聴いた瞬間から絶対に好きだと思った。
37. Pendulum & Hybrid Minds - Louder Than Words
これ以上ないくらいのコラボ。
全体的にHybrid Minds寄りの音で、Robをボーカルとして起用したような印象だけど、ブレークはかなりPendulumっぽくてバランスがいい。
Post Hardcore編
38. ILLENIUM - First Time (feat. Iann Dior) [Kayzo Remix]
IlleniumとKayzoは、Post Hardcoreに対するノスタルジーとかコラボの方向性が似ている気がして、すごくいいリミックスだった。
39. ILLENIUM & Sueco - Story of My Life (feat. Trippie Redd) [Heavy Edit]
Travis Barkerと関わりの深い3人によるコラボ。
コードの進行がLinkin Parkっぽかったり、ブレークの挟み方がElectronicore的だったり、彼らの中のPost Hardcore観が反映されているように思う。
40. Sullivan King - Venomous (feat. Spencer Charnas)
Riddim要素を排しているのに、すごくSullivan Kingらしい仕上がり。
ヘビーだけどうるさすぎないのがいい。
Pop / HipHop編
41. Guilty Kiss - Nameless Love Song
久しぶりの新曲。
ダンスポップ的な展開の中で、ギターの音が効いていてかなり印象に残った。
42. じん - 後日譚
キャリアを通してフィクションに注力してきた彼が、内省的な楽曲を発表したのが意外だった。
43. Waterparks - Snow Globe
Waterparks『Greatest Hits』の中でいちばん印象に残った1曲。
立体的な構成、聴きやすさ、アーティストとしての内省を含めた歌詞、どれを取っても上質だと思う。
44. Maroon 5 - Seasons
やっぱりAdamのボーカルが好きだし、ダンス要素を排しているのがよかった。
昔だったらハイハットの音とか入れなかったんだろうなとか、そういう些細な部分に彼らなりの進化を感じられて好き。
45. Drake - Papi’s Home
Drake『Certified Lover Boy』は本当にいいアルバムだった。
特にこの曲は、Montell Jordan『Daddy’s Home』由来のサンプリングを、あたかもDrakeとのデュオのように使っているのが印象的だった。
力強い男性性と、その裏にある哀愁や感傷の二面性を表現できる点に、Drakeの魅力はあるように思う。
46. Justin Bieber - 2 Much
SkrillexとVirtual Riotが作曲に関わっていることを抜きにしても、上質なピアノアコースティックで本当に好き。
2021年かなり聴き込んだ1曲。
47. Heather Sommer - i like you more in my dreams (acoustic)
Heather Sommerは、Melodic Bass界隈のゲストボーカルに限らず、ソロアーティストとしても本当に優れた感性を持っているように思う。
特にこの曲は、原曲よりもミニマルな構成の中に暖かみを感じられて、すごく心地いい仕上がりだった。
48. 中村さんそ - 素直になれないから
Future Bass寄りの楽曲に食傷気味になっていたところ、中村さんそがとてつもない刺さり方をした。
『中村さんそと夜に溺れて』(2020) もそうだけど、彼女の作品の中だとHipHop要素を織り混ぜたチルな楽曲がかなり好き。
49. 内田彩 - KANRANSHA
天井知らずの進化を続ける表現力に感動した。
2022年はアルバムを出してほしいなと思う。
50. HoneyComeBear - Revolver
HoneyComeBearは『Dear』あたりからずっと追っていて、どれもいい曲ばかりだけど、これは久しぶりに心の底からいいと思った。
間違いなく1つの到達点だと思うし、ポストFuture Bassへの歩みを感じた。
以上。
2021年もお疲れ様でした。